冷やし干し芋の作り方【しっとり冷え冷え激甘ッ!】

冷やし干し芋 干し芋の作り方

冷やし干し芋は、蒸したサツマイモをスライス。食品脱水シートに包み、24時間ほど冷蔵庫で寝かすだけで完成する干し芋です。

5〜10%の水分を飛ばし、旨みと甘みを凝縮させるので濃密な味に!

天日干しも室内干しも必要なし。冷蔵庫内で完成するので、真夏でも作ることができます。

  • 蒸す時間:1時間ほど
  • 冷蔵庫で寝かす時間:24時間
  • ピチットを使用して脱水

使用する材料・道具

冷やし干し芋を作る際に必要なもの
  • さつまいも(紅はるか)
  • 蒸し器
  • ピチット(食品脱水シート)
  • ざる
  • ボール
  • 調理用手袋
  • エッグスライサー
  • 計量カップ
  • ようじor竹串
  • フォーク
  • まな板
  • 包丁
  • バット

冷やし干し芋の作り方

作り方の手順
  • STEP1
    サツマイモを冷蔵庫の野菜室で熟成
  • STEP2
    サツマイモを水洗いする
  • STEP3
    蒸し器に水を入れる
  • STEP4
    蒸し器にサツマイモを入れる
  • STEP5
    強火にかける
  • STEP6
    沸騰したら中火→弱火にする
  • STEP7
    蒸し上がり状態を確認する
  • STEP8
    サツマイモの両端をカットする
  • STEP9
    皮をむく
  • STEP10
    エッグスライサーで平切りにする
  • STEP11
    ピチットロールに包む
  • STEP12
    冷蔵庫内で24時間寝かす
  • STEP13
    取り込んで完成

STEP1:サツマイモを冷蔵庫の野菜室で熟成

野菜室で熟成させた紅はるか

8〜10℃の野菜室で2週間ほど熟成。

サツマイモは、低温貯蔵すると甘くなります。

ご家庭で低温貯蔵するのに適した場所が、冷蔵庫の野菜室です。

貯蔵する際は、温湿計を使って野菜室の温度を管理しましょう。

  • 温度8〜10℃
  • 湿度80%くらい

野菜室の温度が低い場合は、新聞紙で包むなどして調整。湿度は濡れタオルを近くに置けば、70〜80%くらいになります。

STEP2:サツマイモを水洗いする

紅はるかのサツマイモを水洗いしているところ

サツマイモを水洗いします。

STEP3:蒸し器に水を入れる

蒸し器

ステンレス2段蒸し器 26cm。
これに水を入れていきます。

蒸し器に水を入れるところ

水の量は1L〜1.5Lくらいが目安。

STEP4:蒸し器にサツマイモを入れる

サツマイモを蒸し器に並べたところ

蒸し器の中へサツマイモを入れます。

STEP5:強火にかける

サツマイモを蒸すところ

強火にかけていきます。

STEP6:沸騰したら中火→弱火にする

強火から中火にしたところ

沸騰したら中火に。蒸気がたくさん出てきたら弱火に。

火を入れてから、1時間くらい蒸していきます。

STEP7:蒸し上がり状態を確認する

ようじをサツマイモに刺して、蒸し具合をチェックしているところ

1時間ほど蒸したら、ようじ・竹串をサツマイモの中心部まで刺してみましょう。

スゥ〜っと抵抗なく入るようなら取り出します。

もし「少し硬いなぁ〜」と感じたら、5〜10分追加で蒸していきましょう。

STEP8:サツマイモの両端をカットする

サツマイモの両端を包丁でカットしたところ

サツマイモの両端を包丁でカットします。

蒸したてのサツマイモは熱々なので、手袋を二重に装着しましょう。

STEP9:皮をむく

フォークでサツマイモの皮をむくところ

フォークを使って、サツマイモの皮をむいていきます。

冷めてしまうと皮がむきにくくなるので、熱々のうちに皮をむきましょう。

フォークでサツマイモの皮を削りとるようにむくところ

削り取るようにすると、キレイに皮がむけます。

下へ押す力2割、手前に引く力8割くらいのバランスがよいです。

皮をむいてツルツルになった蒸し芋

表面がツルツルになるまで削ぎ落とすと、キレイな干し芋に仕上がります。

STEP10:エッグスライサーで平切りにする

エッグスライサー

エッグスライサーを使うと、ちょうど良い厚さ&均等にカットできます。

細長いサツマイモや曲がったサツマイモは崩れやすいので、サツマイモ本体をしっかり持ってゆっくりカットしていきましょう。

エッグスライサーでカットしたサツマイモ

5mmほどの幅で均等にカットできました。

エッグスライサーがない場合は、サツマイモを輪切りにしてもOKです。

皮付きにする場合は、蒸したサツマイモを冷ましてからカットしましょう。熱々の状態でカットすると、皮が簡単に取れてしまいますので。

STEP11:ピチットロールに包む

オカモトのピチットロール

食品脱水シート「ピチットロール」を用意。

ピチットの構造が記載されているところ

ピチットは、食品用半透膜(ポリビニルアルコールフィルム)の中に、水あめ成分と昆布成分を入れたものです。

ピチットを広げたところ

水あめの浸透圧と半透膜の分子選択性を利用して、食品の水分を取り旨みを凝縮します。

ピチットの脱水目安時間と脱水率

生魚の場合だと、12〜20時間で5〜10%の脱水率です。

干し芋を作る際も、だいたい同じような脱水率になると感じます。

※3〜5日ほど冷蔵庫で保管すると、市販の干し芋(しっとり系)に近い硬さになります。

ピチットを下に敷いたところ

ピチットを1枚取り出し、広げます。

ピチットの上に平切りのサツマイモを並べたところ

平切りにしたサツマイモを並べ、上からもう1枚のピチットを被せます。

サツマイモとピチットが密着するよう、手で軽くおさえます。

バットの上においたピチットで包んだ平切りのサツマイモ

ピチットで包んだら、水分がこぼれないようバットなどの上に置きます。

STEP12:冷蔵庫内で24時間寝かす

冷蔵庫の中にピチットで包んだサツマイモを入れるところ

冷蔵庫の中にピチットで包んだサツマイモを入れ、24時間ほど寝かします。

脱水シートの内部に、うまいこと水分だけ吸収されました。

STEP13:取り込んで完成

完成した冷やし干し芋

旨み・甘みを凝縮した冷え冷えの干し芋が完成!

完成した平切りの冷やし干し芋

半生でしっとり♪黄金色で見た目もキレイ。

完成した輪切りの冷やし干し芋

輪切りの干し芋は、もっちり食感♪

冷やし干し芋を半分に切ったところ

冷んやり&しっとり♪

口に入れると、蜜のような甘みが口いっぱいに広がります。

冷やし干し芋の糖度をはかったところ

糖度をはかってみたところ、なんと45.0%もありました!

激甘ッ!

冷やし干し芋の食べ方・アレンジ

  • バニラアイス&シナモンパウダー
  • リッツ×クリームチーズ

アレンジを加えると、舌とお腹が大変喜ぶ極上スイーツに変身します。

①バニラアイス&シナモンパウダー

冷やし干し芋にバニラアイスを添えてシナモンパウダーをふりかけたところ

バニラアイスを添えて、シナモンパウダーを振りかける。

サツマイモの濃厚な甘みとバニラアイスが合う合う!

シナモンパウダーが甘みの広がりをキュッ!と引き締め、脳天まで美味しさが伝わってきます。

リッツ×クリームチーズ

リッツのうえに冷やし干し芋とクリームチーズをのせたところ

リッツの上にカットした冷やし干し芋とクリームチーズをのせる。

リッツに冷やし干し芋とクリームチーズをのせたところのアップ画像

口の中で塩っけ、甘み、酸味が見事なハーモニーを奏でる。

食べる手が止まりません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました