スティックタイプの蜜芋は、蒸したサツマイモの皮をむき 包丁でスティック状にカット。
食品用脱水シートに包み、冷蔵庫で24時間寝かせるだけ。
かんたんだけど、旨みと甘みがギュギュッっと詰まっているうえ食べやすいです。
その作り方を紹介します。
用意するもの
スティックタイプの蜜芋を作る際に必要なものです。
一番重要なのは、食品用脱水シートの「ピチット」です。
ピチットを使うことで 蒸したサツマイモの水分が適度に吸収され、旨みと甘みの凝縮した蜜芋に仕上がります。
スティックタイプの蜜芋の作り方
- STEP1サツマイモを冷蔵庫の野菜室で熟成
- STEP2サツマイモを水洗いする
- STEP3蒸し器に水を入れる
- STEP4蒸し器にサツマイモを入れる
- STEP5強火にかける
- STEP6沸騰したら弱火にし60分蒸す
- STEP7蒸し上がり状態を確認する
- STEP8火をとめ5分間蒸らす
- STEP9両端をカットし皮をむく
- STEP10サツマイモをスティック状にカットする
- STEP11ピチットに包む
- ラベル冷蔵庫内で24時間寝かす
STEP1:サツマイモを冷蔵庫の野菜室で熟成
サツマイモは、低温貯蔵すると甘くなります。
ご家庭で低温貯蔵するのに適した場所が、冷蔵庫の野菜室です。
- 気温:8〜10℃
- 湿度:80%以上
- 貯蔵期間:1〜2週間ほど
温度が低すぎるとサツマイモが傷んでしまいます。必ず温湿度計を使うようにしてください。
野菜室の温度が低い場合は、新聞紙で包むなどして調整。湿度は濡れタオルを近くに置けば、湿度が高くなります。
STEP2:サツマイモを水洗いする
サツマイモに付着した泥や汚れを落とすため、水洗いします。
サツマイモの品種は、甘みが強くしっとりしている紅はるかを使用します。
蒸し器に水を入れる
私が使っているのは、2段式26cm幅の蒸し器です。
水を1.5Lほど入れます。
STEP4:蒸し器にサツマイモを入れる
蒸し器の中にサツマイモを入れ、フタをします。
STEP5:強火にかける
水が沸騰するまで、強火にかけます。
STEP6:沸騰したら弱火にし60分蒸す
沸騰したら弱火にし、60分ほど蒸していきます。
※消し忘れ消火機能が付いているIHやコンロは、30分くらいしたら火が消えてないか確認しましょう。
STEP7:蒸し上がり状態を確認する
ようじ or 竹串がスゥ〜っと通ればOKです。火を止めましょう。
STEP8:火をとめ5分間蒸らす
火をとめたら、フタをして5分間蒸らします。
予熱でサツマイモ内のでん粉をさらに糖化させる目的と、熱々すぎるサツマイモを冷ますためです。
蒸らしたら、サツマイモを取り出しましょう。
STEP9:両端をカットし皮をむく
サツマイモの両端を包丁でカットします。
熱々のうちにサツマイモの皮をむきます。
今回皮むきに使用したのは、ダイソーに売ってるクリーンヘラです。
クリーンヘラがない場合は、フォークで代用できます。
皮をむいたら、表面がツルツルになるまで削ぎ落とします。
この作業が終わったら、芋が冷めるまで30分くらい放置しておきます。
芋が熱い状態だと、スティック状に切りにくいためです。
削ぎ落とした部分は、ペースト状のサツマイモになります。
パンやクラッカーに塗って食べると美味しいので、ラップをして冷蔵庫で保管しておくと良いです。
STEP10:サツマイモをスティック状にカットする
包丁を使って、スティック状にカットします。
1本のサツマイモを半分にカットし、そこからスティック状にするとやりやすいです。
四角じゃなくてもよいので、手際よくザクザク切っていきましょう。
※細すぎると折れてしまうので、若干太めがおすすめです。
STEP11:ピチットに包む
食品用脱水シート「オカモト ピチット」を用意。
ピチットについては、下記を参考にしてください。
バットの上にピチットを広げ、その上にスティック状にカットしたサツマイモを並べていきます。
ピチットのスペースが足りなくなったら、上に重ねてピチットを敷いて芋を積み重ねていきます。
最後は一番上にピチットを被せ、できるだけ芋に触れるよう手でおさえます。
STEP11:冷蔵庫内で24時間寝かす
冷蔵庫で24時間寝かせます。
↑24時間寝かせた状態です。シートがビチョビチョになっています。
多くの水分がピチットに吸収されました。
半生の干し芋のような感じに仕上がりました。
完成したスティックタイプの蜜芋がこちら
スティックタイプの蜜芋が完成!
見た目は蒸した状態と変わりません。でも余分な水分が抜けて、甘みと旨みが凝縮されています。
表面に蜜があふれてテカテカです。
噛む必要がないほど、柔らか&なめらか。
口に入れると とろけます♪
冷蔵庫から出したばかりだと、冷え冷えでとっても美味しいですよ♪
スティックタイプの蜜芋・アレンジレシピ例
あんバタートーストに、細かく刻んだスティックタイプの蜜芋をのせれば「芋あんこバタートースト」の完成です。
芋の強い風味が加わり、引き締まった旨み&甘みになりますよ。
こちらもぜひ試してみてください。
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